ブログの構造化データの設定ってフィールド数やプロパティ数が多すぎて、設定するのが面倒なんですよね。しかも、説明文が英語だし。(どれが最適なのかわかりづらい)
ただ、構造化データを適切に設定しているとgoogleの検索結果へのリッチスニペット表示も出来るし、今後SEOにも影響が出るようだし、やっておいて損はないかと思います。
最近では、はてなブログでぐるナビのデータと連携して、構造化データに連携したようで、グルメブログを書いている方なんかには嬉しいニュースでした。
店舗とレストラン情報の構造化データに対応しました(SEOに関する寄稿あり)
現在では、スマートフォン等のモバイル版のGoogle検索からは、画像も合わせて表示されていますし、明示的にデータ構造を設定しておくと、意図的な検索結果表示が出来、よりアクセスされやすくなるのではないでしょうか。
とは言え、構造化データの設定は煩雑なので、WordPress使っている方はPluginで手早く済ませるのも選択肢の一つです。
WordPress Plugin Schema
おおまかな流れとしては以下になります。
- プラグイン新規追加ページで『Schema』で検索
- 『Schema』をインストール&有効化
- 『Schema』のSettingsページへ移動
- Settingsページの上部メニュー『Quick Configuration Wizard』を開く
- ページ下部の『Let’s Go!』をクリック
- 『Blog or Personal Website』を選択し、『Continue』
- 『Person』を選択し、Person Nameにブログ運営者の名前を書き、『Continue』
- 使用しているSNSのURLを記述し、『Continue』
- 必要項目を入力し、『Continue』
- これであらかたの設定は完了。『Configure Your Schema Types!』をクリック
設定方法
『Schema』をインストール・有効化後、『Quick Configuration Wizard』の詳細説明です。
SettingsページはWordPress管理画面のメニューバー『Schema』から移動できます。
『Quick Configuration Wizard』はSettingsページの右上にあります。
1ページ目、何も入力する項目が無いので次のページへ行きましょう。
次にあなたのサイトの種類はどれですか?と聞かれるので、次の項目から選択しましょう。
- Blog or Personal Website(個人ブログ・サイト)
- Online Shop(ショッピングサイト)
- News and Magazine(ニュースサイト)
- Small Offline Business(中小企業サイト)
- Corporation(企業サイト・株式会社)
- Portfolio(ポートフォリオサイト)
- Something else(その他)
あなたのサイトは個人または組織を表していますか?と聞かれるのでPersonを選択し、Person Nameに名前(ニックネーム、もしくはWordPressで設定しているauthor名)を入力する。
使用しているSNSのURLを入力する。
Mark Up Your Content、各項目に必要情報を選択・記入する。
- About Page(ブログについての固定ページを選択、プルダウンメニューより選択)
- Contact Page(お問い合わせフォームやお問い合わせ情報が書いている固定ページを選択)
- Publisher Logo(サイト、もしくは個人のロゴのURLを入力、横幅600px、縦幅60px以内)
- WPHeader and WPFooter(これらをマークアップする。チェックで有効)
- Breadcrumbs(パンくずリストを構造化マークアップする。)
- Comments(コメント欄を構造化マークアップする。)
- VideoObject(記事内で埋め込み使用している動画を構造化マークアップする。)
- AudioObject(記事内で使用している音声オブジェクトを構造化マークアップする。)
VideoObjectに対応している動画サイトは、Dailymotion、TED、Vimeo、VideoPress、Vine、YouTubeです。
AudioObjectに対応しているサイトは、SoundCloud、およびMixcloudです。
画像の例ではコメント以下にチェックを入れていませんが、このブログではコメント機能をOFFにしているし、動画や音楽等もほぼ取り扱っていないので、チェックを入れていません。
通常のブログであれば全部チェックを入れておきましょう。
以上で設定は終了。設定が完了するとJSON-LD形式で出力されます。
Schema Post Type
Configure Your Schema Types!をクリックすると『Schema Post Type』ページに移動します。このページでは、新しいschema.orgマークアップタイプを作成し、投稿タイプベースでそれらを有効にすることができます。
また、特定の投稿カテゴリで機能するようにSchemaを設定することもできます。
但し、これは無料版では機能面で弱いので、これ使う場合は自分でごりごりコードを書いた方が楽に設定出来ると思います。(有料版は機能が豊富だけどめちゃ値段高い)
構造化データの確認
設定後にちゃんと構造化データがマークアップ出来ているか確認しましょう。
Google Chromeを使っている場合は、拡張機能の『Semantic inspector』で手早く確認できます。
しかしエラー等もちゃんとチェックしておきたい場合は、構造化データ テストツールでチェックしてみましょう。
後述
実際インストールしてからの設定時間は5分にも満たないと思います。こんな簡単に設定出来るのはいいですよね。
このブログの場合は出来るだけPluginを使わない用にして作っている為、今回紹介したPluginは使用していませんが、こういったmetaサイドの作業に時間をかけるより、記事を書く時間を優先させたい方向きのPluginでした。